平和をテーマにしたアート展を開催して
「平和」をイメージして、絵を描くと言うことは、「平和」という概念が抽象的すぎて、なかなか難しいのではないかと、当初、実行委員のなかで、話し合っていました。
それでも、「平和」を日常に落とし込んでいけば、大好きなもの、好きな人、楽しい時間、というふうに、様々に翻訳することができ、平和を「感じる」瞬間は、誰にでもあるのだから、きっと素敵な絵を描いてくださるのではないか。
公募を始めてから、絵が届いた最後の日まで、実行委員の人たちと、早くみなさんが描いた「平和アート」を目にしたいと楽しみに到着を待たせていただきました。
「あなたが思い描く「平和」はどんな色なのか、どんな形をしているのか、どんな景色のなのか・・・・・
一人一人が心に描いた平和の風景は、いつか必ず形になって世界に表れてくるのだから・・・・。」私はそんな風に考えています。
200点を超える応募作品には、当初の心配を超えて優しい色で、自由なタッチで、気取らず、可愛く、ユニーク!なかにはプロ並みの作品さえあり、そこには・・・・様々な平和の景色が生みだされています。
到着したアートを集めて、実行委員のみなさんが手作りで制作してくださった模造紙の掛け軸に、一枚一枚はがきアートを貼り、浄智寺の書院に飾らせていただいたときの景色が、とても美しく、穏やかでした。
緑の庭のたたずまいと平和アートが溶け合って、家族連れのお客様、着物姿のウォークの参加者、たくさんの方々に見ていただけたことが、大変ありがたく、感謝です。
当日、会場にいらした方には投票用紙をお渡しして、ゆっくりとアートを見て、お気に入りの一枚を投票していただき「オーディエンス賞」を決めさせていただきました。そのほかにも、「みんなの平和アート最優秀賞」 「かまたきみこ賞」などイベント開催後に作品の審査を行い、各受賞作品を選考させていただきました。
すてきな作品をご応募頂いた皆様、ありがとうございました。会場となった浄智寺さまには、大変お世話になりました。
作品展示にご尽力いただいた皆様、そして、選考に携わってくださった皆様に感謝申し上げます。
『みんなの平和アート展』監修 かまたきみこ